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2013-05-15

ヘスペリデス(へスペリス/黄昏の娘たち)

へスペリスの姉妹のラフデザイン中です。それぞれアイグレー(輝き)、エリテュイア(夕暮れの紅)、ヘスペラレトゥサ(日没のアレトゥーサ)をイメージしています。

20130515

2011年頃、連載中体の不調もあって、夕方になるたび不定愁訴に襲われました。
その不定愁訴はけっして苦しく辛いだけのものではなくて、ある種の心地よさもありました。
「夕暮れ」という時間には不思議な思い入れがあります。

ブラジルとベネズエラの国境に住む原住民族ヤノマミ族の平均出産年齢は14歳だそうです。
育てられない子供は捨てなければならないのですが、人間として育てるか、精霊として森に返すかは母親が(実際は周囲の意見がすべてでしょう)決めます。
精霊として返す子供は、バナナの皮にくるんで白蟻の蟻塚の中に入れられます。
NHKのドキュメンタリーでは、少女の母親は夜の森の中で、蟻塚を燃やす火を遠くから見ながらただずっと泣いていました。
それは理不尽で恐ろしく、悲しい、けれどどこか馴染みのある風景です。

同人誌「Nightwing」作中のママは自分自身の姿そのままでもあり、ある種の状況の人たちの姿でもあるはずです。
そして「ナイトウィング」は自分と読者が共有するひとつの(複数の)もの、についての話です。

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