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2013-04-16

夜(ニュクス)の子たち

同人誌Nightwingのモチーフである夜(ニュクス)の子供たちについて。

ギリシャ神話なので編者によって全く変わるのだけど、ヘシオドスによれば夜(ニュクス)には15の名前をもった子らがいる。

争い(エリス)
老齢(ゲラス)
愛欲(ピロテス)
欺瞞(アパテ)
憤り(ネメシス)
命運たち(ケール)
運命たち(モイラ)
黄昏の娘たち(へスペリス)
苦悩(オイジュス)
非難(モモス)
夢たち(オネイロス)
眠り(ヒュプノス)
死(タナトス)
死の命運(ケール)
定業(モロス)

これらは本来複数の神々。

以下「夜の子」の節から抜粋。

「さて ニュクスは忌まわしい定業(モロス)と死の命運(ケール)と

死(タナトス)を生み また眠り(ヒュプノス) 夢(オネイロス)の族を生み出し

ついで非難(モモス)と痛ましい苦悩(オイジュス)を生んだ

暗い夜の女神がたれとひとつ床に入ることなく 生みたもうたのだ。

また名にし負う大洋のかなたで 黄金の林檎と
 
実をつけた樹木を護る 黄昏の娘たち(へスペリス)も。

また運命(モイラ)たちと 容赦なく復讐遂げる命運(ケール)たちを生んだ

クロト ラケシス アポロトスがそれ(命運)で 彼女たちは

死すべき身の人間どもの出生のさいに 善運と悪運を授ける。

また彼女たちは、人間どもと神々の僭越(の罪)を追求する

決して恐ろしい怒りを鎮めはしない

過ちを犯すものに手ひどい復讐を遂げられるまでは。

また 死すべき者にとっての禍い 憤り(ネメシス)を生んだ。

破滅の夜は。そのあとから欺瞞(アパテ)と愛欲(ピロテス)

忌まわしい老齢(ゲラス) 頑なな心の争い(エリス)を生まれた。(原文ママ)

(岩波文庫・ヘシオドス「神統記」より)

もちろん同人漫画で描くのは一部なのだけど、彼・彼女たちを描くこと自体は長く続けていきたいと思っています。

ところで、同人誌「Nightwing]0話後編でオネイロスが少し登場するのは紹介しました。前編ではヒュプノスとネメシスはもちろんですが、実はタナトスが登場しています。

タナトスは後編でも少しだけ(おいしいところ)登場します。

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